ひざの痛みをやわらげる

体脂肪が増えてひざに痛みがでる

中高年になって、ひざや腰の痛みを抱えている人はたくさんいるでしょう。ひざの痛みといっても原因はいくつか考えられますが、肥満や体重の増加によってひざに負担がかかり、痛みが生じる場合もあります。

私たちの体は、年齢を重ねていくうちに代謝が悪くなり、中年になると若い頃と同じ量の食事をとっていたとしても、体の脂肪というのは増加します。

歩くときにひざにかかる負担は自分の体重の約3倍の重さだといわれていて、たとえば、体重が10キログラム増えてしまったとしたら、ひざへの荷重は約30キログラム増えるということになります。さらに、肥満によって運動するがおっくうになると、ひざを支える筋力も衰えてしまい、ひざにとって良くない状態が続くことになるかもしれません。

減量したら膝の痛みが改善されたという話を聞いたことがあるかもしれませんが、肥満や急激な体重増加は、ひざの痛みを引きおこすリスクが高くなるのです。

関節自体が劣化しているとしても、体重が減ることによってひざ関節に加わる負荷も減るため、痛みが緩和されます。

関節を修復するサプリメント

関節軟骨の減少は、特に高齢者に多く見られます。

リハビリをおこなうと、核となるタンパク質が形成され、その周りには保水性の高い物質が付着します。その物質というのは、グルコサミンが材料となってつくられるグルコサミノグリカンや、コンドロイチン硫酸というムコ多糖類です。これらのムコ多糖類は、体の細胞が正常に維持されるように、組織に保水性や弾力性を与える役割をもっています。

また、ビタミンCも関節軟骨を形成するための材料になるほか、ビタミンEも役立ちます。

ひざの痛みをやわらげるために摂りたいのは

  • プロテイン
    1回に7~20g
  • ビタミンC
    1000mg
  • ビタミンE
    100~200mg
  • グルコサミン
    メーカーの指示量
  • コンドロイチン
    メーカーの指示量

ストレス・うつに負けない体をつくる

ストレスで栄養状態が悪くなる

仕事や学校へ行きたくない、誰にも会いたくないなど、消極的な思考や行動になってきたら、それは、うつの状態かもしれません。過剰なストレスからうつ状態になり、とても深刻な状況に陥ってしまう人が増えているといわれています。

ストレスを受けると、脳や身体にはさまざまな影響が出てきますが、これらの変化の多くは目に見えないために周りの人にはわからないし、自分自身でもわかっていないことが少なくないようです。

ストレスは、アドレナリンの分泌を促し血管を収縮させて血行不良を引き起こします。さらに、胃腸の機能を低下させるために、栄養の吸収能力まで低下させてしまいます。

栄養不良によって無力感や脱力感が生まれ、偏った食生活になり、全身的に栄養状態が悪化します。それがうつの状態をますますひどくして、放っておくとうつ病に移行する危険があるのです。

食べたり食べなかったりという状況では、急激に血糖が上昇したり、低血糖になったりします。低血糖の状態だと集中力が続かなかったり、やる気の無さの原因となってうつを加速度的に進行させることも考えられます。

偏った食事をしていると、特にタンパク質や水溶性のビタミンが不足しがちになります。ストレス下において分泌されるホルモンの合成には、ビタミンCとタンパク質が必要になるので、どちらの栄養の摂取も欠かせないところです。また、ビタミンB群が不足するとイライラしたり不安になったり、心身機能全般が低下してしまいます。

ハーブ系サプリで症状を和らげる

ストレスやうつ病対策のサプリメントに、セントジョーンズ・ワートやカヴァカヴァがあります。これらのハーブのサプリメントは、一度にたくさん摂ったから効くというものではなく、用量を守り継続して摂取することが大切になります。

眠気を誘発することや、ほかの薬の効果などに影響することもあるので、何かほかの薬を服用している場合には注意が必要です。使用前に医師や薬剤師に相談しましょう。

ストレスに負けない体をつくるために摂りたいのは

  • ビタミンC
    500~1000mg
  • ビタミンBコンプレックス(B1、B2、B6)
    各5~10mg
  • セントジョーンズ・ワート
    メーカーの指示量

水溶性低分子キトサン「ヌーススピリッツ」を使ってみた効果と使用感

病後の体力を早く回復する

病気をした後の肉体疲労時には、睡眠をじゅうぶんにとることと鉄分をしっかり補給することが大切です。

疲労の原因の中でいちばん多いのが鉄欠乏性貧血です。健康な女性でも生理がある人の20パーセントくらいは、貧血になっているといわれています。女性の場合、出産後であればなおさら、鉄の欠乏が深刻であると考えられます。

鉄には病気に対する抵抗力を増進させるはたらきがあるので、病気にかかっている時には、鉄分の必要量が増えているといえるでしょう。

体力の回復にとっては、睡眠をじゅうぶんにとれるかどうかということも大きく影響します。個人差はありますが、大半の人は最低でも6時間以上の睡眠が必要になります。

体力を早く回復させるには、じゅうぶんな睡眠を確保しながら、病気や出産で消費したビタミンやミネラルを補給しましょう。そうすることによって、体のエネルギーの代謝を高めます。また、軽い運動から始めて体を動かし、療養中に低下してしまった筋力や全身の持久力を取り戻しましょう。

身体機能を活性化する抗酸化ビタミン

栄養をしっかり摂ることは大切ですが、体力の回復を意識しすぎての食べ過ぎには気をつけます。これを避けるためには、サプリメントを上手に取り入れましょう。

疲労を防いで、体の抵抗力を高め、鉄欠乏性貧血を改善するために、まずは鉄分を補給する必要があります。また、エネルギー代謝を高めるビタミンB群の代謝にも、鉄分が欠かせません。そして、鉄の吸収にはビタミンCが必要となります。

タンパク質は体をつくる重要な成分であり、病後の体力回復時に必要な栄養素の利用効率を高めます。また、βーカロテンやビタミンC、ビタミンEといった抗酸化物質には活性酸素から細胞を守り、体の機能を活性化するはたらきがあります。

こういったさまざまなビタミンやミネラルを同時に摂取することで、それぞれの効果を相乗的に高めるのです。

病後の体力を早く回復するために摂りたいのは

  • マルチビタミン
    メーカーの指示量
  • マルチミネラル
    メーカーの指示量
  • プロテイン
    1回7~20g