歯周病を防ぐ

口の中をいつも清潔にしておく

歯周病を防ぐためには、やはり口の中を清潔に保っておくことです。食事をしたあとはきちんと歯みがきをします。歯みがきのほか、デンタルフロスといわれる糸を使って、歯と歯の間や、歯と歯ぐきの隙間に残った食べかすを、きれいに取り除きましょう。

ですが、このようにして一生懸命に口の中をきれいにしたとしても、食べかすというのは残ってしまうものです。その残った食べかすにバクテリアが増殖し、歯のまわりにもぐり込むようなかたちでできる隙間のことを歯周ポケットといいます。

一度できてしまったその歯周ポケットをそのまま放っておくと、ポケットはだんだん大きくなって、炎症も悪化していきます。そして、一般に70歳ぐらいになると歯周病によって歯を失うリスクがとても高くなるといわれています。それから、歯ぐきの病気というのは、タバコを吸ったり、お酒をたくさん飲むことで、状態の悪化が進行すると考えられています。

歯みがきやデンタルフロスを利用したていねいな手入れで、できるだけ食べかすを取り除くことが大切です。さらに、口の中で増殖するバクテリアなどの微生物を減らすために、殺菌剤を使って、よく口をすすぐこともおすすめです。こうして、健康な歯ぐきを維持していきましょう。

ビタミン類が歯ぐきを丈夫に保つ

歯みがきをしていて歯ぐきから血が出たことがある人はたくさんいるでしょう。歯ぐきからの出血を抑えて炎症を鎮めるためには、バイオフラボノイドを含むビタミンCが役立ちます。そして、組織を修復するためには、β-カロテンやビタミンEが役立ちます。

また、歯の根元の骨が損なわれるのを防ぐためにはカルシウムとマグネシウムが欠かせませんし、ビタミンB群は、口の中の組織を健康に保つのに効果的です。加えて、口内環境を整えるために、ポリフェノール類が有効だといわれています。普段から口にする身近なものでは、たとえば緑茶に含まれているカテキンがポリフェノールの一種なので、歯ぐきを健康に保つのに、お茶をよく飲むのも良いでしょう。

歯周病を防ぐために摂りたいのは

  • β-カロテン
    10~30mg
  • ビタミンC
    1000mg
  • ビタミンE
    100~200mg
  • ポリフェノール類
    メーカーの指示量

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痛風を防ぐ

中年の男性は要注意

痛風という病気の名前を聞いたことがあるでしょうか?文字通り、風が吹くだけでも痛いという例えから名付けられたものです。

痛風は女性には患者が少なく、90パーセント近くが30代~40代以降の男性だといわれているのですが、これについては、アルコールの大量摂取やストレスなどが関係していると考えられています。

通風の発作が起きた時の痛みというのは、経験したことのある人にしかわからない、相当激しい痛みです。その原因は、尿酸の結晶が関節の周囲にたまることによって炎症が生じるためです。

一般に、血中の尿酸の値が7.0mg/dl以上になると高尿酸血症の診断がくだされ、尿酸の結晶ができやすくなります。

痛風の発作は、肉類などプリン体の多い食事や大量の飲酒が引き金となることから、以前はぜいたく病などと称されることもありましたが、実は原因はそれだけではありません。体内で尿酸を作りやすい体質の人がいて、例えば激しい運動や急激な減量によって、体内の組織の分解が進行することで血中の尿酸値が上昇し、結果として痛風発作が引き起こされることもあるのです。

一般的には、痛風の痛みは足の指が痛くなるものだと考えられていますが、足の甲や足首、ひざ、股関節、手首や手指の関節に至るまで、症状が出る人もいます。

痛風についてもう少し詳しくはこちらです。

アルコールを控え、ビタミンB群を摂取する

一方で、尿酸というのは私たちの体の抗酸化作用と関係しているので、一定量は必要でもあります。

先にも述べましたが、尿酸値が高くなるのには体質的な素因もありますから、値が高い人は普段から気をつけてケアをしなければなりません。

動物性タンパク質などのプリン体の多いつまみとビールなどのアルコールの組み合わせは、まちがいなく痛風発作の引き金になります。発作がいったん始まってしまうと、痛みは薬ではなかなか緩和されません。また、アスピリンなどの抗炎症剤には尿酸濃度を上げるはたらきがあるので、発作時の服用には注意が必要です。

ビタミンB群は栄養素が正常に代謝するよう促し、各酵素のはたらきに関係しているのですが、葉酸には特に尿酸の生成にかかわる酵素のはたらきを阻害する力があります。

カルシウムとマグネシウムの摂取も痛風発作の予防に役立ちます。

痛風を防ぐために摂りたいのは

  • ビタミンBコンプレックス(B1、B2、B6)
    各5~10mg
  • 葉酸
    200~400μg
  • カルシウム
    500~1000mg
  • マグネシウム
    250~500mg

高血圧を防ぐ

生活習慣を改善しコントロールする

高血圧といえば生活習慣病を代表する疾患で、多くの人が悩んでいることでしょう。高血圧は、その状態が長い期間続くことで血管壁が傷ついたり、心臓にかかる負担が増えることから、うまくコントロールすることが必要になります。

少しの変化だと、これくらいなら大丈夫だろうと軽く考えてしまうかもしれませんが、血圧が上昇することで大きな病気につながるリスクが高くなりますから、まずは、生活習慣の改善を心がけることです。

高血圧の改善をするというと、塩分の摂取を制限することを想像する人もいるでしょうが、そのほかにも有効な方法はあります。例えば、標準体重より重い人は減量する、たばこを吸う人は禁煙する、食事の面ではカリウムを適量に摂取するなどが挙げられます。ウォーキングなど有酸素運動をするのもおすすめです。

体重が重い人が減らすだけでその状況が改善するというのは、よくあることです。飲酒の場合、飲んだ直後と翌日ではまるで高さが変わるので、高血圧の人にとって重要なコントロール項目です。

血圧が高い人に共通して重要なことのひとつに食物繊維を十分に摂ることがあります。できるかぎり、食事の中でたくさんの食物繊維を摂るように習慣づけることが大切です

サプリの利用は、食習慣、生活習慣などの改善を行ってみてからの対策となります。

カルシウムとマグネシウムの摂取の割合

高血圧の対策として、ミネラルバランスも大切です。カルシウムとマグネシウムの割合を2対1で摂取し、さらにカリウムを補給するのが効果的です。

ペプチドには、血圧の上昇を抑制するはたらき、血中コレステロールを低下するはたらき、脂肪の沈着を抑制するはたらきなどがあることがわかっています。

また、ビタミンCにも血圧を下げる効果があって、たとえほかの病気をもっていても悪影響はないので、こういったサプリメントを併せて摂取するのも良いです。

高血圧を防ぐために摂りたいのは

  • カルシウム
    500~1000mg
  • マグネシウム
    250~500mg
  • ビタミンC
    1000mg
  • ペプチド
    メーカーの指示量