便秘を解消する

緊張や不安などによるストレスで自律神経のバランスがくずれると、おなかの調子が悪くなって便秘の原因になります。ストレスを受けて交感神経が興奮し、便通が正常でなくなります。便秘になると肌が荒れることを経験したことがある人は多いと思いますが、湿疹や過敏症などの肌のトラブルは、便秘で腸内環境が悪くなるために起こると考えられています。

ストレスのほかにも、便秘の原因となることには、腸の蠕動(ぜんどう)運動が低下していたり、食事での食物繊維の摂取が足りなかったり、ダイエットなどで食べる量が少なすぎたり、便意をガマンしてしまったり、不規則な生活習慣などがあります。

これらのように習慣性の便秘は、おなかのハリや不快感はもちろんですが、それ以外にも、肌荒れや体調不良、また大腸ガンの原因となることもありますので、決して軽くみることはできないのです。

便秘になって薬に頼ってしまう人もいるかと思いますが、薬の使用を途中でやめると再び便秘になってしまったり、薬に対して耐性ができ効果が弱まってしまったりするだけで、根本的な解決にはなりません。

ストレスを緩和したり、適度に体を動かしたり、食事の内容を見直したり、規則正しい生活をしたりと、できるだけ努力してみましょう。

健康的にダイエットをしたい人には

ラクトフェリン 腸の調子を整えて免疫力をつける
https://benpi-guide.net/contents/archives/2186

腸内環境を整える

私たちの腸の中には善玉菌と悪玉菌、そして日和見菌(ひよりみきん)が存在しています。これらのバランスがくずれて悪玉菌が増えることでも、便秘や肌荒れといった症状が出てきます。

そこで注目されているのが「プロバイオティクス」です。プロバイオティクスには、腸の機能を活性化する、腸内環境を整えて肌トラブルを改善する、ガスの発生を防ぐなどのはたらきがあります。

プロバイオティクスには乳酸菌やオリゴ糖、ビフィズス菌などがありますが、規則正しい生活をおくることや発酵食品を摂取することなどで増やすことができると考えられています。ストレス対策には、ビタミンCの摂取が有効です。

便秘を解消するために摂りたいのは

髪や爪を美しく保つ

他人からも見られることが多い髪や爪は、女性なら特に、いつもきれいにしておきたいものです。しかし、極端なダイエットや偏食などを続けていると、どちらもタンパク質でできていますから、髪や爪に直接影響が出てきます。髪や爪が伸びてくるのが遅くなったり、自然に色が変わってくるようであれば、栄養不足の状態かもしれません。

タンパク質、ミネラルをしっかり摂る

タンパク質が不足すると、髪が伸びるのが遅くなったり、切れ毛ができたり、抜け毛の原因にもなります。また、爪の表面に白い横線のようなものが出てくることがあります。

タンパク質が体内で合成されて髪や爪になるためには、亜鉛やビタミンCといった栄養素が必要になるのですが、爪に白い斑点ができた時には亜鉛が不足している可能性があります。ダイエットをすることで、髪や爪の美しさに欠かせないマンガン、ヨード、銅などの微量ミネラルの不足を招きます。亜鉛や銅を多く含む食品には、牡蠣(かき)、牛の赤身やレバーなどがありますが、亜鉛不足の症状にサプリメントで補給するなら、亜鉛を含むマルチミネラルを摂取するとよいです。

ビタミンAは、皮膚や粘膜を健康に保つ栄養素ですが、髪や爪の健康を保つためにも重要で、不足した場合、乾燥してしまったり、ツヤがなくなったります。また、ビタミンB群が不足すると、新陳代謝に異常をきたし、フケの原因となったりします。

栄養不足の状態が続くと、髪の毛根そのものが痩せてしまい、必要な栄養を摂り入れることができなくなって、脱毛を引き起こすことになるのです。さらに、ストレスを受けることで血液循環が悪くなり、髪や爪にうまく栄養を運べなくなってトラブルの原因になります。

髪や爪を健やかに美しく保つには、栄養不足にならないようにすることと、できるだけストレスを避ける生活が理想です。

髪や爪を美しく保つために摂りたいのは

  • プロテイン
    1回に10~20g
  • ビタミンC
    500~1000mg
  • ビタミンBコンプレックス
    B1、B2、B6各5~10mg
  • マルチミネラル
    メーカーの指示量

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貧血を改善する

血液中の赤血球やヘモグロビンが正常よりも減少している状態のことを貧血といいます。貧血の種類の中でも最も多いのは、鉄欠乏性貧血です。名前のとおり、血液中の鉄分が不足するために起こる貧血のことをいいます。

女性の場合は生理がありますからそれによって鉄が失われたり、普段の食事で鉄の摂取量が不足していることが原因となっています。また、スポーツ選手にも貧血がみられることがありますが、これは激しい運動によって赤血球が壊れてしまうためだといいます。

貧血になると、顔色が悪かったり、疲れやすかったり、めまいや息切れを起こしたりする、などの症状があらわれます。いずれにしても、貧血の症状がひどい場合には、内臓からの出血や骨髄などの病気の疑いもありますから、医師の診察を受けましょう。

血液のはたらきとは

血液のはたらきはとても重要です。血液の成分で赤血球に含まれるヘモグロビンは、酸素を全身に運ぶ役割を担っています。

ヘモグロビンは鉄を含んだヘムという色素とタンパク質が結合してできていて、これをヘムタンパク質といいます。ヘムタンパク質が酸素と結合して全身に運ばれていきます。ですから、体内に含まれる鉄分が減少してしまうとヘモグロビンの合成がうまくいかなくなって減り、赤血球自体も小さくなってしまいます。すると、酸素を運ぶ能力が低下して、体は疲れやすくなったり、だるさなどの症状が起こるようになります。

鉄は私たちが生命を維持するのに欠かすことのできないミネラルです。しかし、食事から摂取できる鉄は、あまり多くは吸収されません。

食べものに含まれる鉄分には、ヘム鉄と非ヘム鉄があります。ヘム鉄はマグロの赤身やアサリ、肉類のレバーなどの食品に多く含まれ、非ヘム鉄は卵や大豆、ひじきなどの海藻類に含まれているのですが、両方をバランスよく摂取するのが良いです。非ヘム鉄のほうは吸収率があまり良くないのですが、ビタミンCと一緒に摂取すると吸収率が高まるので、野菜や果物を食べるようにしましょう。

赤血球がつくられるときには、ビタミンの一種の葉酸やビタミンB12などが必要になります。葉酸の多い食品はほうれん草やアスパラガス、ブロッコリーなど植物性の食品で、ビタミンB12の多い食品は魚介類、レバー、チーズといった動物性の食品です。

食事量が少ないダイエット中の人などは、マルチビタミンやマルチミネラルのサプリメントを摂ると良いです。スポーツ選手の場合には、鉄や葉酸のほかプロテインを摂ると良いでしょう。

貧血を改善するために摂りたいのは


  • 10~20mg
  • ビタミンC
    500~1000mg
  • 葉酸
    200~400μg
  • マルチビタミン
    メーカーの指示量
  • マルチミネラル
    メーカーの指示量

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