ガンマの油は白血球や血小板の流動性も高め透析特有のかゆみや壊疽も防ぐ

良質なγ-リノレン酸(ガンマリノレン酸)のガンマの油は下肢の血涜改善に有効で足の腫れや痛みが改善

医療機関で赤血球の変形能向上に加えて、ガンマの油の研究結果についてです。

血小板の凝集能が改善
血小板は赤血球と同様に、血液を構成する成分の1つです。血小板が持つ大きな働きの1つに血液の凝集があります。私たちがケガをしたときに血液が固まるのは、血小板の働きによるものです。
血小板が凝集する力(凝集能)に異常が現れると、血液の流動性が低下します。その結果、血液の流れが悪化し、動脈硬化が進行します。
透析の方5人(男性4人、女性1人。年齢は当時46~76歳) を対象に、ガンマの油のサプリを1日6粒、8週間にわたって飲んでもらう試験を行いました。特殊な機器を使って飲用前後の血小板の凝集について調査した結果、ガンマの油のサプリを飲んだ後の血小板は機器を通過する時間が短縮され、凝集能の改善が確認されました。ガンマの油は赤血球のみならず、血小板の改善にも有効だということが確認されました。
下肢の末梢障害が改善
人工透析は血流の悪化や動脈硬化が避けられません。つまり、下肢の血流が悪化しやすくなります。下肢に循環障害が起こると、歩行時に痛みやしびれを感じるようになります。さらに症状が悪化してしまうと、下肢の潰瘍や壊死症を引き起こすこともあります。
次に、ガンマの油のサプリを飲むことで下肢の末梢障害に効果が見られた方の例です。糖尿病性腎不全と診断されていた当時60歳代の男性です。ガンマの油のサプリを飲む前は、ま左足首は大きく腫れていました。
実際に左足は糖尿病の合併症による壊疽を起こし、切断を覚悟しなければならないほど状態が悪化していました。そんな時にガンマの油のサプリを1日6粒飲んだところ、2ヶ月後には血流の改善が見られて皮膚温が上昇。治療効果の向上に伴って足の腫れや痛みが徐々に治まるようになり、左足の切断を免れることができたのです

天然成分で作られたガンマ-リノレン酸配合「イッチノン」の効能、効果

ガンマの油は透析特有のかゆみにも有効

ひどいかゆみが軽減
透析にかゆみに頭をかかえていた13人(男性11人、女性2人。年齢は34〜72歳。透析歴9ヶ月~14年) に、ガンマの油のサプリを1日6粒飲んでもらいました。その結果、飲む前のかゆみの程度を10とすると、ガンマの油のサプリを飲んだ後のかゆみは、1ヶ月には平均で7.8、2ヶ月後には6.5、3ヶ月後には4.9と、半分程度まで改善したのです。変化が見られなかった1人を除く12人にかゆみの軽減が見られ、生活の質が向上したことが確かめられました。

かゆみが改善した理由

白血球の流動性が高まったことが考えられます赤血球と白血球はともに血液成分の1つですが、白血球の中にはかゆみや痛みを引き起こす物質が含まれています。
透析をしている方はダイアライザーと呼ばれる透析機器を使って血液をろ過し、老廃物や尿毒素を除去しています。かゆみは、白血球がダイアライザーを通るさいに傷つき、かゆみ物質が放出されることが原因の1つと考えられます。ガンマの油によゆみ物質の放出が軽減できることが期待できると考えられます。

カルニチンの量も増加

肝臓や腎臓で合成されるカルニチンは、全身の筋肉からエネルギーを作り出すときに欠かせない低分子アミンの一種です。カルニチンは肉や乳製品に多く含まれています。たんばく質の食事制限を行ったり、腎臓が機能していなかったりする透析の方は、体内のカルニチン量が減少しやすくなります。

透析時にダイアライザ一によってカルニチンが除去されてしまうことも大きな理由です。ガンマの油には、体の中でカルニチンを作り出すカを高める働きがあります。血液中のカルニチン濃度が低下していた5人の透析患者さんのカルニチン濃度を調べたところ、全員の数値が改善。うち1人は基準値まで戻っていたのです。
カルニチン不足を防ぐことで、透析患者さんに起こりやすい筋肉量の低下を防ぐ効果が期待できます。筋肉のけいれんや痛みといった筋肉障害を防ぐことは、透析生活の質を維持することにつながります。

カルニチンの効能、効果はこちら。

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