風邪をひきにくい体にする

免疫力を上げる

風邪のおもな原因というのは、ウイルスです。ウイルスに感染して風邪をひいた状態では、体の免疫力が低下するので、細菌による感染も受けやすくなっています。『風邪は万病のもと』といわれるのは、そのためです。

寒い季節になると、必ず風邪をひくという人がいると思います。この風邪をひきやすい体質というのは、医学的にはっきりとわかっていないようですが、日常の生活などによって改善できるといわれています。寒いとついついたくさん重ね着をしてしまいがちですが、冬でも薄着の習慣をつけたり、最近はあまり見かけなくなった乾布摩擦や、お風呂上がりに足に冷水をかけたりするのも皮膚の強化につながり、風邪に対する抵抗力がつきます。

私たちの体には、ウイルスの攻撃に負けないよう、もともと免疫システムが備わっていて、ウイルスや細菌などと闘っています。免疫には、守りと攻めのふたつがあって、両方がバランスよく働くことで、体の健康が保たれているのです。

守りの免疫力が働いているのは、鼻や呼吸器などの粘膜、皮膚など外と直接つながっている部分です。外からのウイルスの侵入を阻止して全身のバリア機能を高めています。風邪薬を服用することがあるでしょうが、くしゃみや鼻水、せき、熱といった諸症状というのは、体がウイルスを封じ込めたり、やっつけるための反応なので、薬でむやみに症状を抑え込むだけでは、風邪を長びかせる可能性もあります。

空気の乾燥などで粘膜が弱るとブロック機能も弱まり、風邪のウイルスを体内に侵入させてしまうので、粘膜を元気に保つことが大事です。それには、手洗い・うがいを欠かさずおこない、部屋を加湿することも有効です。

回復にはじゅうぶんな栄養と休養が必要

ウイルスが細胞へ侵入するのを防ぐにはビタミンCやビタミンEといった抗酸化物質が、免疫力のアップには亜鉛が深くかかわっています。そして、風邪やインフルエンザなどの感染症の予防には、エキナセアというハーブが良いです。

栄養補給には、にんにくのようなさまざまなスパイスを利用するのが効果的です。にんにくには、免疫力を高める力があります。風邪をひくと体から水分が失われるので、水分を摂ることも大切です。

例えば激しいトレーニングをした後などは、免疫力が低下し、それに伴って白血球が減少することで、風邪をひきやすくなります。連日の激務などの活動も同じです。体調の回復のためには、ゆっくり休養をとることが欠かせないのです。

風邪をひきにくい体にするために摂りたいのは

  • ビタミンC
  • 1000mg

  • ビタミンE
  • 100~200mg

  • 亜鉛
  • 5~10mg

  • エキナセア
  • メーカーの指示量

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